今年は、有島武郎の小説「生れ出づる悩み」に描かれた二人、有島武郎と木田金次郎が出会ってから、ちょうど百年の年にあたります。毎年恒例、十月のバスによる文学散歩。今年は、木田金次郎が生涯をすごした町、岩内に向かいました。参加者は20名。

 10月16日、天候は絶好の秋日和。夏の暑さがつづいた影響で、まだ紅葉は始まったばかりでしたが、パノラマラインから眺める岩内湾〜積丹半島の美しさに見とれ、雷電海岸の荒々しい高波に驚き、かつて有島農場があった地に思いめぐらす、楽しい一日となりました。


▲ 朝9時、湧学館を出発

▲ 倶知安町/林芙美子文学碑


▲ 岩内町/木田金次郎美術館にて


▲ 木田美術館内を案内する学芸員・岡部卓氏

▲ 岩内町郷土館

▲ 館内を案内する館長・坂井弘治氏

▼ この日の見学のために特別に用意してくれた有島資料


▲ 岩内町雷電海岸/有島武郎文学碑


▲ ニセコ町・有島記念館にて

*バスの旅については、京極読書新聞第18号でも特集しています。