(京極町史 133〜134p)
山梨県民移住記念碑
この碑は現在字甲斐の町有地内にある。一帯のササやぶを開いてカラマツの植林地となっているが、昔は上山梨部落の中心地で、集会所があり、盆踊りがにぎやかにくりひろげられたものだという。
碑は安山岩の自然石で『山梨県民移住記念標』『明治四十一年四月』、うら側には『移住十周年記念』と刻んでいる。
苦闘10年、切々とした望郷の心をおさえて新天地の開拓にうちこんだ移住者の心をここに見る思いがする。
移住記念碑
字甲斐194番地にある。山梨県民移住記念標、大正6年4月と刻入。ササやぶの下にかくれていたのを昭和32年に発見。町有地として開発し、ようやく陽の目をみた。移住10年に建立した。町の貴重な文化財である。