毎月第1・3金曜日 夜7時〜8時/湧学館文化教室にて

平成26年度


▲5月14日(水)〜16日(金) 『平家』史蹟を巡る京都の旅

平成26年度 年間進行状況
 平成26年
     4/ 4(金)〔巻八〕「征夷将軍院宣」
     4/18(金)〔巻八〕「猫間」
  *  5/ 9(金)〔巻八〕「水島合戦」〜「瀬尾最期」前半
○*  5/23(金) 〈『平家』史蹟を巡る京都の旅〉報告会
     6/ 6(金)〔巻八〕「瀬尾最期」後半
     6/20(金)〔巻八〕「瀬尾最期」まとめ〜「室山合戦」
     7/ 4(金)〔巻八〕「鼓判官」前半
     7/18(金)〔巻八〕「鼓判官」後半
     8/ 1(金)〔巻八〕「法住寺合戦」
  *  8/22(金)〔巻九〕「生(いけ)ずきの沙汰」
  ○  9/ 5(金) “黒滝レポート”
    「摂関期〜院政期の文化と文学…朧谷寿氏講演」をもとに
     9/19(金)〔巻九〕「宇治川先陣」〜「河原合戦」前半
    10/ 3(金)〔巻九〕「河原合戦」後半〜「木曽最期」前半
    10/17(金)〔巻九〕「木曽最期」後半
  ○ 11/ 7(金) 会員小原彦也さんによる“京都史蹟巡り”報告会
    11/21(金)〔巻九〕「木曽最期」まとめ
    12/ 5(金)〔巻九〕「樋口被討罰(ひぐちのきられ)」前半
    12/19(金)〔巻九〕「樋口被討罰」後半
 平成27年
    1/ 9(金)〔巻九〕「六ヶ度軍(ろくかどのいくさ)」前半
    1/23(金)〔巻九〕「六ヶ度軍」後半
    2/ 6(金)〔巻九〕「三草合戦」
    2/20(金)〔巻九〕「老馬」
    3/ 6(金)〔巻九〕「老馬」後半
    3/20(金)〔巻九〕「一二之懸」
             

『平家』を身近に感じた一年 〜今年度の読書会を振り返って〜
『平家物語』を読む会 村山功一

 今年一年を振り返って特記すべきは、五月の京都史蹟めぐりです。開講以来の懸案であったこの小旅行を実施したことは、私たちの会にとって一つの節目になりえたと思います。もちろんそれは単なる“千年の都”への憧ればかりではなく、『平家』世界をより身近に体感することでした。ゆかりの史蹟をめぐり、多くの人に出会うことにより、その目的は十分に達せられたと思っています。

 京都での会食の折、源氏の武将佐々木盛綱の末裔(まつえい)である下村正美さんから盛綱にまつわるエピソードを直接伺う機会を得たことは、何よりも貴重な体験でした。私たちの京極町の礎(いしずえ)を築いた京極高徳子爵(ししゃく)が、氏信以降京極を名乗る近江源氏佐々木氏嫡流(ちゃくりゅう)であるということは、当然ながら下村さんと先祖を同じくすることになります。こうした系譜を眺めてみると、はるか大昔の物語と思っていた『平家』が、時空を超えて私たちの眼前に近づいたように感じられます。

 遡れば近江源氏へとつながるここ京極町で、「平家」の勉強を続けていることも“多生(たしょう)の縁”かも知れません。

 というわけで、来年も頑張ります。よろしくお願いいたします。
             

「京極読書新聞」 関連

  第 57号 憧れの京都へ-『平家』の史蹟を巡る旅を終えて- (H26.6)
  第 58号 憧れの京都へ-『平家』の史蹟を巡る旅を終えてA- (H26.7)
  第 63号 『平家物語』京都史蹟巡り (H26.12)
  第 64号 『平家物語』京都史蹟巡り2、『平家』を身近に感じた一年 (H27.1)




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